短時間で成果を上げるためにすべきこと
短時間で成果を残して欲しいと思っているのは、あなたに人生のゴールを達成して欲しいから、 自身の人生を生き、差別を図って欲しい、あなたにとって「自然と生まれる「笑顔」で満たされて欲しいからにほかなりません。
目次: ①なぜ、「短時間で成果を残す」ことが重要なのか? 自分の「時間」を有意義に使えるようになるから ビジネスでは、短時間で成果を残せるようになり、時給が上がり、成長できるから
②「高生産性を追求する」とは? 革新(Innovation)により、成果を大幅にできる どのように、「高生産性を追求する」と良いのか?
③「顧客を最高に満足させ続けること」にフォーカスする
④まとめ
なぜ、「短時間で成果を残す」ことが重要なのか? なぜ、「短時間で成果を残す」ことが重要なのか?というと、
人生そのものである「時間」を有意義に使えるようになるから
ビジネスでは、短時間で成果を残せるようになること=成長だからです。
人生そのものである「時間」を有意義に使えるようになるから
そもそも、なんで「短時間で成果を残す」ことが重要なのか?
ゆっくり時間を掛けて精度を上げたほうが良いのでは!?サラリーマンは時給だから、残業代稼げなくなるよ。
と疑問に思われたかもしれませんので、その理由について、お答えします。
その理由は大きく2つありますが、1つ目の理由は、
・「短時間で成果を残す」ことで、あなたの人生そのものである「労働時間」を削減でき、短時間で成果を残したこと以外にも、
有意義に使えるようになるからです。
あなたの人生=あなたに残された時間が、「あと、どのぐらい残っているのか?」は、誰にも分かりませんが、 仮に今30歳であれば、80歳までの50年間つまり、438,290時間しかありません。
これは、すべての人に言えることで、それほど、時間は貴重であり、お金より貴重と言われ、1秒でもムダにできる時間はありません。
もし、あなたの「人生のゴール」と仕事にあまり関係がないのならば、
可能な限り「短時間で成果を出す」ことで、残りの時間を、あなたの「人生のゴール(そもそもゴールを見つけることは難しいが)」を達成するために、自分にとって「貴重なこと」のために使って欲しいです。
もし、あなたの「人生のゴール」と仕事に全く関係がなくても(仕事をすることが苦痛で仕方ない場合は)、
仕事を変えること、辞めることを推奨しません!
なぜならば、仕事とは、会社とは銀行のATMに過ぎないからです。
ビジネスでは、短時間で成果を残せるようになること=ROIC向上だから
「短時間で成果を残す」ことが重要である2つ目の理由は、
「短時間で成果を残す」ことは、ビジネスパーソンにとっての生産性そのものだからです。
ROIC:Return on Invested Capital
ビジネスパーソンにとって、今まで行ってきた仕事(もしくは、今まで以上の仕事)を、より短時間で行え、付加価値を上げることが、
仕事をするうえでのROIC向上となります。
つまり可能な限り、社内で職種を変えること、転職することは控えてください。
なぜならば、慣れない仕事で生産性が低下しまくるからです。
逆に、今まで行ってきた仕事を、今まで通りの時間(もしくは、今まで以上の時間)でしかできないのであれば、
それは、全く成長できていないことになりますが、年功序列社会において残業代が出るようであれば、
それは一種のセーフティーネットとなっているので、ダメージとしては大きくありません。
もし、あなたの「人生のゴール」と仕事が大きく関係するのならば、
仕事をするうえで成長し続けること、より短時間でより大きな成果を残せるようになることを追求し続ける必要があります。
人生をより充実させるために、「短時間で成果を残す」ことが重要となります!短時間で仕事を切り上げて、
アフター5を楽しむことこそ、サラリーマンの醍醐味だと思いますね。
「高生産性を追求する」とは? ビジネスにおいて、「短時間で成果を残せるようになること」は、「
生産性を向上させること」=「高生産性を追求すること」と同じ意味になりますが、
現在、「高生産性を追求する」うえで、一番重要なことは、
イノベーションにより、成果を大幅に大きくすることです。
革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくすること
ここで、「生産性」について正しく理解するために、伊賀 泰代 著 『生産性』の内容をご紹介しますが、
生産性 = 得られた成果 ÷ 投入した資源 = アウトプット ÷ インプット である。
生産性を向上させる方法は、大きく下記の4つに分類される
(1)改善(Improvement)により、投入資源を少しでも小さくする(目標例:3%程度のコスト削減)
(2)革新(Innovation)により、投入資源を大幅に小さくする(目標例:30%程度のコスト削減)
(3)改善(Improvement)により、成果を少しでも大きくする(目標例は:3%程度の利益増加)
(4)革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくする(目標例:30%程度の利益増加)
日本企業の多くが「(1)改善(Improvement)により、投入資源を少しでも小さくする」ことに意識を集中させている。
しかし、海外で急成長を成し遂げている企業は、「(4)革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことに意識を集中させている
引用:伊賀 泰代 著 『生産性』(2016)
まずは、「生産性」の定義と、「生産性」を向上させる方法が、大きく4つに分類されることを理解する必要があります。
日々、仕事をするうえで、上司などから「残業時間を減らせ!」「生産性の向上を意識しなさい!」「少しでも生産性を上げることをしなさい!」
ということを言われる方も少なくないと思いますが、
ほとんどが「(1)改善(Improvement)により、投入資源を少しでも小さくする」=「少しでもコスト削減しなさい」という意味で使われています。
しかし、「改善(Improvement)」と「革新(Innovation)」では、目指すべき目標も、その実現方法も全く異なります。
同様に、「投入資源を小さくする」のと「成果を大きくする」のでは、目指すべき目標も、その実現方法も全然違います。
「生産性の向上を意識しなさい!」「少しでも生産性を上げることをしなさい!」と言われた際は、
今回の「生産性の向上」は、「改善(Improvement)」と「革新(Innovation)」のどちらを目指しますか?
あと、「投入資源を小さくする」のと「成果を大きくする」のでは、どちらが望ましいですか?
ということを頭で考え、今回の「生産性の向上」が4つに分類されるうちのどれなのか?
ということを関係者間で明確にする必要があります。
それを明確にしなければ、言葉を受け取った側は、勝手な解釈に基づいて行動ししますので、 言葉を発信した側も、期待する成果を得ることができません。
そして、伊賀 泰代 著 『生産性』でも書いている通り、
現在、一番重要なのは(企業で働くビジネスパーソンに求められているのは)
「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことです。
なぜならば、海外で急成長を成し遂げている企業は、「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことに意識を集中させているからです。
GAFA(いわゆるGoogle, Amazon, Facebook, Apple)では、言葉の通り世界を変えた企業は、顧客に焦点を絞り、顧客価値を圧倒的に向上させること、
すなわち、「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことを徹底しています。
どのように、「高生産性を追求する」と良いのか?
どのように、「高生産性を追求する」と良いのか?というと、
「顧客を最高に満足させ続けること」にフォーカスすることです。 ここで言う顧客は、BtoBやBtoCの取引先、お客様だけではありません。
あなたに仕事を依頼する上司や、同僚も含まれます。
「顧客を最高に満足させ続けること」にフォーカスする
現在は、状況が刻々と変化し、将来が見通し難く、複雑で、前例もない問題が起こるVUCA(ブカまたはブーカ)の時代であり、 商品やサービスがコモディティ化(同じような商品やサービスが溢れかえっていること)しており、
次から次へと、ものすごいスピードで、新しい商品やサービスが登場してくる時代なので、
必然的に、企業においても、個人においても、「(4)イノベーションにより、成果を大幅に大きくする」ことが求められます。
革新(Innovation)について、少し補足しますが、革新(Innovation)とは、
古くからの習慣・制度・状態・考え方などを新しく変えようとすること。
今巷で流行っているDX(Digital Transformation)という考え方も、これに含まれます。
革新(Innovation)と聞くと、技術的な革新(製品がより高性能になること)がすぐに頭に思い浮かぶかもしれませんが、
革新(Innovation)は、技術的な範囲に限定せず、古くからの習慣・制度・状態・考え方、
更には、ビジネスモデルなども新しく変えようとすることですので、非常に広範囲に及びます。(DXの定義)
技術的な革新はなくとも、(性能的には優れたものにならなくても)革新を起こすことは可能です。
例(引用:ハーバードビジネスレビュー)を挙げると、コダックという名前を聞いたことがあるでしょうか。
そう、昔写真フィルムで爆発的に売上を出していた会社です。その会社の失敗事例から多くのことを学ぶことができます。
コダックの戦略は近視眼によるものだ、という単純な説明がある。かつての成功に目がくらみ、デジタル技術の台頭を完全に見逃したという説だ。
しかし、これは事実と一致しない。なぜなら、世界初のデジタルカメラの試作機を1975年に開発した人物は、
この試作機の大きさはトースターに匹敵し、1枚撮るのに20秒もかかった。
画質も粗く、写真を見るためには複雑な配線でテレビとつなげる必要もあった。
とはいえ間違いなく、破壊的技術としての大きな可能性を秘めていた。
何かを発見することと、それを用いて何かを行うことは、まったくの別物である。
そしてコダックは、みずから発明した技術に投資しなかった、というのが次なる説明だ。
『ニューヨーク・タイムズ』紙でのサッソン本人の話によれば、開発したデジタルカメラについて経営陣から返ってきた言葉は、
「面白い。でも誰にも口外するな」だったという。
なるほどと思えるセリフだが、この説も完全に正しいわけではない。
むしろコダックはその後、さまざまな種類のデジタルカメラの開発に数十億ドルも投じてきたのだ。
何かを行うことと、何かを正しく行うことも、まったくの別物である。
次なる説明は、コダックがデジタルカメラへの投資の方法を間違えたというものだ。
デジタルならではの簡易性を重視するよりも、従来のフィルム写真の性能に近づけようと尽力したことで、市場と乖離したというわけだ。
たしかに初期の製品群(たとえば2万ドルもしたDSC-100)に関しては、この批判が当てはまるだろう。
しかし最終的には簡易性を受け入れ、カメラの写真をパソコンに手軽に取り込む技術を確立し、市場で強力なポジションを築いている。 上記のどの説も空論にすぎない、なぜなら本当の破壊的変化は「カメラと携帯電話の一体化」だったからだ、 とする言い分もある。
人は写真を印刷しなくなり、ソーシャルメディアや携帯アプリに投稿するようになった。
コダックはこの変化に完全に乗り遅れた、という説だ。
だがこれも、事実とは少し違う。 マーク・ザッカーバーグがフェイスブックのコードを書き始めてもいなかった頃、
コダックは未来を予見したかのような買い物をしている。
2001年にオフォト(Ofoto)という写真共有サイトを買収したのだ。
これは非常に惜しかった。もしコダックが、
「思い出を共有し、人生を共有しよう」という自社の伝統的キャッチフレーズに本当に忠実であったら、どうなっていただろう。
もしかすると、オフォトを「コダック・モーメント」なるブランド名で再構築したかもしれない
(実際には「イージーシェア・ギャラリー」と名付けた)。
それを「ライフ・ネットワーキング」とでも呼べる新しい分野のパイオニアに仕立て、 人々が写真や近況、ニュースや情報へのリンクをシェアする場にできたかもしれない。
2010年の時点で、グーグルの若きエンジニア、ケビン・シストロムを引き抜き、サイトのモバイル版をつくったかもしれない。
残念ながら、現実世界のコダックは、デジタル写真を印刷する人を増やすためにオフォトを利用した。
そして2012年4月、破綻処理の一環として同サイトを2500万ドル以下でシャッターフライに売却。
かたやフェイスブックは、同年同月、10億ドルを気前よく支払ってインスタグラムを買収している。
2010年10月にケビン・シストロムが共同創業した、社員数13人の会社だ。
デジタル化によってコア事業が破壊されたコダックが再生する道は、他にもあった。
富士フイルムの例を見てみよう。
リタ・ギュンター・マグレイスが説得力あふれる著書『競争優位の終焉』で述べているように、
1980年代の富士フイルムは、フィルム事業でコダックから大差の2位に甘んじていた。
その後コダックが低迷し破綻に至る間、富士フイルムは果敢に新しい商機を探り、 磁気テープ、光学デバイス、ビデオテープなどフィルムの隣接分野で商品を開発。
さらにゼロックスとの合弁事業を通じて、コピー機やオフィスオートメーションなどの事業に進出した。
今日、同社の年間売上高は200億ドルを超え、ヘルスケアやエレクトロニクスにも参入し、
ドキュメントソリューション事業でも大きな収益を上げている。
コダックから得られる正しい教訓は、それほどわかりやすいものではない。
企業は多くの場合、自業界に影響を及ぼす破壊的な要因には気づくものだ。
新たな市場に参入するための十分なリソース配分も頻繁に行う。
それよりも失敗の典型は、破壊的変化が可能にする新たなビジネスモデルを十分に受け入れられないことだ。
コダックはデジタルカメラを開発した。デジタル技術に投資もした。
さらには、写真がオンライン上でシェアされるようになることさえ見越していた。
では、同社が犯した失敗とは何なのか。
写真のオンライン共有は、それ自体が新ビジネスであり、印刷事業を拡大する手段ではない――この可能性に気づけなかったことなのだ。
このケースにおいて一番大切なことは、 ・「顧客を最高に満足させ続けること」にフォーカスすることであり、
「どうすれば、顧客を最高に満足させ続けることができるのか?」
「顧客が、まだ満たされていないニーズとは何か?」
「どうすれば、革新革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくできるか?」
「従来の市場を塗り替えるには、何が必要なのか?」
「どうすれば、今までよりも、より良い世界に変えることができるのか?」
ということを常に問い続けて、試行錯誤しながら「顧客を最高に満足させ続ける」必要があります。
今までの思考を、特に、「何を重要と考えるか」を革新することで、
今までよりも短時間で、より大きな成果を残すことも可能になります。
ぜひ、「高生産性を追求する」こと=「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことを追求して、短時間で成果を残せるようになってください!
まとめ
「短時間で成果を残す」ことは、ビジネスパーソンにとっての成長そのものである
「高生産性を追求する」うえで、「革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことが一番大切であること
世界を変えた企業は、顧客に焦点を絞り、顧客価値を圧倒的に向上させること、
「革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくする」を徹底しており、
イノベーションのジレンマによって失敗する会社も多く存在する
顧客を最高に満足させ続ける価値を提供したうえで、「短時間で成果を残す」